東京薬膳協会理事こと松田先生のコラム第四弾!!
分かり易くて面白!
24時間聞いていても尽きない知識の宝庫を少しずつ皆さんに発信して行きたいと思います。
ここ毎日コロナ感染を恐れながら生活してる感じがしてます。日々感染者も増え他人事ではない気がしてきましたね!
自分の身体は自分で守るしかありません!
コロナから身を守る方法はそう難しくないんです。
<テーマ>コロナに勝つ!④
コロナウィルスの餌食(えじき)陰虚(いんきょ)
薬膳とはいつも食べている食事を薬にするという事です。もちろん、食事だけでは間に合わない時、生薬を使うこともあります。(でも、生薬のほとんどは食べ物です)
この食事からコロナウイルス対策を考えてみましょう。
ここからは中医学という中国の学問を基本に話しますね。
人間の体は「気(エネルギー)」「血」「津液(しんえき)(水)」で出来ています。この3つが普通にグルグル身体の中を回っていれば体は正常、即ち健康という事です。
これが乱れると病気ということになります。
この中で、体の乾燥を作る一番の原因は「陰虚(いんきょ)」という体質です。
陰虚の「陰」は水分の事で、陰虚の虚は足りないという意味です。
水が足りないから乾燥するのですね。インフルエンザウイルスやコロナウイルスは乾燥が好きですから、陰虚体質の人は大好きですね。
(*陰虚が進むと陰虚内熱とい状態になりますが、ここは大変むつかしいので、中医学の「気血津液」のお話を見て下さいね。(次回こうご期待))
お肌ものども鼻も内臓もみんな乾燥します。だから空咳の人は喉だけでなく、ドライアイでお肌もカラカラのはずです。(ひえー!!思い当たるわ!!)
高い化粧品を使って保湿しようとしてもうまくいかないはずですよね。内側から作らねばならないのですから・・・(これもまたゆっくり話したいなあ)
あっ、それなら、水が足りないんだからドンドン水を取ればいいのね。私はコーヒーやお茶、野菜ジュースをたっぷり飲んでもいるわ。だから大丈夫よ。というあなた・・・
残念でした。飲み物は確かに大事です。たっぷり飲んでください。しかし、体の中の奥までは入りにくく、細胞の奥まで潤してはくれません。特にコーヒーに含まれるカフェインは利尿作用が強いので、反対に水不足を作ります。
水分は食べ物と一緒に取ればいいのです。他の栄養素と一緒に水を身体の隅々まで運べばいいのですね。次は何を食べるかというお話です。
続く