松田生き生きコラム 第二回<新型コロナウィルス対策>

東京薬膳協会理事こと松田先生のコラム第二弾!!
分かり易くて面白!
24時間聞いていても尽きない知識の宝庫を少しずつ皆さんに発信して行きたいと思います。
ここ毎日コロナ感染を恐れながら生活してる感じがしてます。日々感染者も増え他人事ではない気がしてきましたね!
自分の身体は自分で守るしかありません!
コロナから身を守る方法はそう難しくないんです。
 
       <テーマ>コロナに勝つ!①
~正気と邪気について~
天と地から作られた万物には毒とか邪のものはありません。
ヒ素やダイオキシン、水銀は空気中にもたくさんあります。それが集まって密度が濃くなると、毒と
言われます。反対に貴重なものと言われている金やダイヤモンドでも多すぎると毒にもなります。
(毒でもちょっと欲しいけど・・・)
例えば青酸カリの親戚のアルカロイドは梅や杏の種に多く含まれます。梅でも特に青梅には多く含まれるので、食べないように言われているし、杏仁にも苦杏仁(薬)、甘杏仁(食物)があって苦杏仁の方はアルカロイドが多いので、扱いに気を付けなければいけないのです。(甘杏仁はお菓子なのでずっと食べても害はない)
病因・・・
〇六淫
自然現象にも同じことが言えます。
気持ちいい風はそよ風、強くなると強風、台風。水も日照りの時は恵の雨、たくさん降ると洪水。
度を超すとそれが悪者になります。悪者になった時、「邪」と呼ばれるのです。
風→風邪、温かさ→熱邪・・・これらは全て人間に対してということなので、ある意味勝手な言い方
かもしれません。風はただ吹いているだけなのに・・・
「親切心」も度を過ぎると「大きなお世話」になるので、「親切邪」というのがあるかもね。
これは次の七情に入るかな
〇七情
人の感情も怒るのも喜ぶのも悲しむのも、正常な普通の感情です。しかし、その怒りが大きすぎた
り、ずっと続いているとこれも邪になるのです。
〇不内外因
六淫や七情以外のものには「食生活」(食べ過ぎ、偏食、食べる時間が悪い)や運動不足、反対に
運動が多すぎるなどがあります。
後は過労の心労と身労と房労・・・
働きすぎ、頭脳労働のし過ぎ、過度な性生活などなどです。
人間が健康でいる状態を正気といいます。邪気がつくと不健康な状態という事です。
要するに人間が生きているということは、周りのものはみんな邪気になりうるのです。だから邪気
に負けない正気たっぷりの体を作ればいいのです。
でも、正気には個人差があります。
同じ部屋にいて新型肺炎になる人ならない人・・・
その差は?
正気の量でしょうか。
寝不足で栄養不足、運動不足の人と、睡眠たっぷり、栄養たっぷり、ストレスなしの正気たっぷり
の人とでは邪気の付き方が違いますよね。でも、どんなに正気が多くても邪気が強すぎるとやっぱ
り負けます。
「正邪の戦い」・・・身体の中で正気と邪気は常に戦っています。
それでは邪気がついたらどんなことがおこるか?というのが次の二次的な病因になります。
 
続く

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