松田生き生きコラム 第一回<腸内細菌の話>

松田生き生きコラム第1回は・・・
 
<腸内細菌の話(ざっくり編)>
 
腸は「第二の脳」とまで言われて、現在その働きが大きく見直されています。
しかし、一口に腸といっても「大腸」と「小腸」では働きが違います。
小腸と大腸どっちにしようかな?
はい、今日は「大腸」のお話です。
 
大腸といえば「腸内細菌」「腸内フローラ」という言葉が脚光を浴びてテレビでも雑誌でも世間であふれています。
なぜ、そんなに人気があるのでしょうか?
その働きは次のように言われています。
 
1 ガスが溜まらない
2 便秘解消
3 肌荒れを防ぐ
4 大腸がんの予防
5 動脈硬化を防ぐ
6 ミネラルの吸収を促進
7 うつ病にいい
8 肥満防止
9 食欲を抑える
10 免疫効果を高める
などなど
 
でも、実はこれらは腸内細菌ではなく、飽和脂肪酸の一種である「短鎖脂肪酸」がしていることなんです。短鎖脂肪酸の働きといっても過言ではありません。
あまり聞いたことのない名前ですが、とにかく腸の中どころか全身をなんでも良くしてくれます。
じつは、この短鎖脂肪酸を増やしてくれるのが「フローラ」ちゃんたちなのですね。
 
ひえー!! 
欲しい欲しい、腸の中を「短鎖脂肪酸ちゃん」だらけにしたい、脳みそまで占領させてあげたい!!
と思うのは私だけでしょうか?
でも、どうやって増やすの~?!
 
はい、これからその増やし方をお話します。
短鎖脂肪酸は自分で作れます。というか、自分で作らねばなりません。
でも、一度には作られなくて、カスケード(段階的)のように作られます。
 
まず、
ヨーグルトで有名なビフィズス菌が「短鎖脂肪酸」を作ります。
ゲゲッ!!
そうか、それでヨーグルトか・・・
毎日5つ食べるぞ!!
 
それは無理です。
いくらヨーグルトを食べても「短鎖脂肪酸ちゃん」は作れません。
ビフィズス菌が作るには材料がいるんです。それが「食物繊維」。
食物繊維には「水溶性食物繊維」と「非水溶性食物繊維」がありますが、「水溶性食物繊維」が材料になります。多く含まれるものには何があるか・・・
 
「水溶性食物繊維」が多く含まれるもの
■海藻類
・ひじき・めかぶ・わかめ・寒天・もずく・昆布など
■果物類
・キウイ・バナナ・りんご・柿・桃・苺・レモンなど
■野菜類
・アボカド・ゴボウ・オクラ・モロヘイヤ
 
「多く含まれる食品順位」
1位 エシャロット 9g
2位 かんぴょう 6.8g
3位 大麦(押麦) 6g
4位 とうがらし 5.4g・5位 豆きんとん 4.3g
6位 にんにく 3.7g 7位 切り干し大根 3.6g
8位 プルーン 3.4g 9位 ゆず(果皮) 3.3g
10位 オートミール 3.2g
 
でもでも、水溶性食物繊維の中で、何といっても有名なのは「オリゴ糖」 これが一番!!
 
おお!!
ヨーグルトとオリゴ糖を食べればいいのか!!
これは簡単だぞ!!
 
ふふふ・・・
アウト!!
 
水溶性食物繊維が気持ちよく働くには「非水溶性食物繊維」がいります。
豆類、芋類、ゴボウ、バナナ、海藻類(水溶性、非水溶どっちもある)などと一緒に取らなければいけません。「ヨーグルトを一生懸命食べているけど、便秘が全然治らない、全然健康にならない」というのはこういう理由なんですね。
子供、老人、若者、お年寄りたちのあらゆる世代の人達がビフィズス菌の入ったヨーグルトを食べれば健康になると思っていますが、ヨーグルトだけ食べているだけではちょっと無理かも!!
 
もちろん、ビフィズス菌はヨーグルトだけではなく、漬物、味噌、チーズなどの発酵食品にも多く含まれています。
 
というわけで、「東京薬膳協会の「短鎖脂肪酸」を増やして健康になろう!!」大作戦を建てました。
 
最高の食品は「お煮しめ」です。砂糖の代わりにオリゴ糖を使い、最後にヨーグルトをたっぷりかけます。いや、これは違った。後からデザートで食べて下さい。
 
非水溶性食物繊維・・・ゴボウ、ニンジン、里芋、蓮根
水溶性食物繊維 ・・・昆布、こんにゃく、オリゴ糖
ビフィズス菌    ・・・漬物、発酵食品、ヨーグルト
 
「いいね!」 おしてね。(無いけど)
 
とここまで書いたけど、気が付いたかな?
ビフィズス菌が作るのは「短鎖脂肪酸」
それではビフィズス菌を増やしてくれるエサはなに??
 
それはこの次ね。
 
次回は「乳酸菌とビフィズス菌」の違いについてのお話の予定です。
 
追記・・・もっと詳しい話は「腸内細菌の話(生理篇)」でお伝えします。
例えば、「脂肪酸」には「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」があって短鎖脂肪酸は「飽和脂肪酸」の仲間です。 世間で有名なDHAだのEPAは「不飽和脂肪酸」グループの一員。この話も面白いよ。
 
続く
次回をお楽しみに(^^)/

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